学区外であることを良いことに、やりたい放題しているのは誰の目にも明らかです。そのうち、道路だけではなく近隣アパートやマンションの敷地内、ゴミ集積所でも騒ぎはじめ、とうとう物置を叩き始めるなど行動がエスカレート。横暴さを見かねた筆者を含めた近所のママたちは、彼らを追い返すため一致団結することになりました。

遊びに来ないようにするのに効き目があったのは

基地として公園を利用していたその子たちは、ジュースやお菓子も持ち帰らずそのまま公園に捨てていました。

彼らの行動が許せないでいたきれい好きのママ、Aさんは、娘さんと公園の前を通りかかった際、強い口調で持ってきた食べたものは全部持ち帰るよう言い聞かせたといいます。そのかいあってか、ゴミは持ち帰るようになりましたが、相変わらず乱暴な遊びは続きます。

また、車が通る道路にボールやブレイブボードを置いたままにしていることを筆者から注意され、それ以降は公園内に置くなどしましたが、それでも遊び方は変わりません。そんな時、ベテランママのBさんが一計を案じました。

そもそも、道路族と化していた子供たちは先生の目から逃れるためにわざわざ隣の学区に遠征してきているのです。その遊び方を見ていると、おそらく多少なりとも学校で問題を起こす児童であると確信したBさんは、学校に連絡されていることを匂わす作戦に出たのです。

「ねぇ、君たち隣の学校の子だよね」と声をかけ、2、3人が頷いたのを確認したら間髪入れずに「ここ、時々だけど隣の学校の先生も見回りにきているからね」とたたみかけます。