新しい年度が始まったものの、日本の多くの小中学校では臨時休校措置を延長するなどコロナ禍の影響を受けています。3月から不要不急の外出を控えるよう学校側から指示されている動きたい盛りの子供たちにとって、さらにストレスが溜まる日々が続くことになりました。
人混みを避けた場所での運動や散歩などは推奨されていますが、中には子供だけで集まり、我が物顔で大騒ぎする子が出てくるケースもあります。今回は、筆者が遭遇した道路族の子供たちとの顛末記を紹介します。
休校が始まり閑散とした近所に現れた見知らぬ子供たち
3月初旬に一斉休校が始まるとき、筆者の子供たちが通う学校の先生は「友達と集まって遊ばない」「必要のない外出はしない」ということを何度も言い聞かせていました。これは全国どの学校でも同じだったと思います。
また、先生たちも平日の日中は子供たちだけで出歩いていないかどうか、学区内をパトロールしていました。そうした啓蒙活動の効果もあってか、休みに入ってから近所の公園では小中学生の姿はほとんど見られませんでした。
放課後の時間帯になると、低学年の子が親や中学生・高学年のお姉さんを伴って1時間程度遊ぶことはあるものの、やはり状況が状況だけに天気が良い日でも普段より閑散としています。
筆者が住んでいる周辺では日中に子供だけで歩き回ることがなかったのか、そのうち先生たちのパトロールもなくなりました。しかし、3月下旬頃になると午後の早い時間帯から男の子たちの大声が聞こえるようになってきたのです。