コロナが収束した後の帰省を伝える
テレビ電話で定期的に近況を伝え、安心してもらえるように努めていても、やはり顔を合わせることに勝る安心材料はありません。そのため近況を伝えるだけでなく、コロナ収束後の帰省の意思も忘れずに伝えるようにしています。
もちろん今はいつコロナが収束するかという目途はわからないため、詳しい日程は決められません。しかし、離れた場所に住む親が「今すぐこっちに帰ってきて」と不安に駆られている場合には、「今は辛抱の時期。コロナが落ち着いたらきっと帰るから」と言葉にすることはとても大事なことだとひしひしと感じています。
実際に筆者の母は、スマホの画面を通してですが、徐々に冷静さや落ち着きを取り戻しているように見えるからです。
今回のコロナによって、筆者は自分たちの親世代が未知のウイルスの存在そのもの以上に、デマやメディアの情報にうまく対処できない現状を見て取りました。
筆者の友人にも話を聞いてみると、「感染拡大防止のためにも地元に帰ってくるな」という連絡を受け取った人はゼロ。筆者と同じように「ロックダウンの前に早く帰省しなさい」という連絡を受け取った人が多く見られました。
デマや不安を煽る情報に踊らされ、子どもを心配する気持ちに拍車がかかって冷静な行動が取られなくなっている親は少なくないのでしょう。こんなときだからこそ、いつも以上に親とのコミュニケーションを密に取ることが大事になってくるのではないでしょうか。
富士 みやこ