今では3日に1度ほどのペースでテレビ電話をするようになった筆者。連日「今日の東京の感染者は〇〇人」といった報道が流れる中、テレビ電話でしっかりと顔を見てこちらの状況を伝えることは、遠く離れる親にとって非常に大切なことであることを実感しています。

「絶対に必要」ではない荷物の送付を断る

マスクをはじめとして食料品や医薬品の買い占めもたびたび起こっているために、親が「必要なものがあったら送るから」とこちらを気遣ってくれている人も多いでしょう。

筆者の母もデマのチェーンメールを送ってきた直後に都心における食料品の買い占めを心配して、お米や醤油、野菜などをパンパンに詰めた段ボールを連日筆者のもとに送ってきたことがありました。テレビで報道された買い占めの状況を見て、筆者を相当に心配したようです。

しかし後日、筆者含めた子どもたちのもとに送るために母が地元のスーパーで買い占めのような食料品の買い方をしていることが判明。母の行動は地元スーパーで品薄の原因にもなるだけでなく、このコロナによって配達量が急増している宅配業者の負担も少なからず増やしていたのです。

これも子どもを思う気持ちから出た行動ですが、筆者の近所のスーパーでは特に毎日の生活に困るほどの品薄にはなっていません。そのため、母には「今、絶対的に必要なものは足りているから、こちらに送るための買い溜めはしなくて大丈夫だから」とこれまたテレビ電話で伝えました。