65歳以上の生活保護者の比率はどの程度か

以下に、先ほど見てきた年齢階層別の人数を今度は全体に対する比率にしてみた。

すると、どうだろうか、60歳以上で全体の58.7%、65歳以上の比率では50.4%となり、全体の半分を超える。これは、生活保護の被保護者(人員)を見ると老後である60歳以上にその状況にあるということが見えてくる。

  • ~19歳:11%
  • 20~24歳:1%
  • 25~29歳:1%
  • 30~34歳:2%
  • 35~39歳:3%
  • 40~44歳:4%
  • 45~49歳:6%
  • 50~54歳:6%
  • 55~59歳:7%
  • 60~64歳:8%
  • 65~69歳:13%
  • 70~74歳:12%
  • 75~79歳:11%
  • 80歳以上:14%

「老後不安にだまされるな!」にだまされるな

「老後は年金だけでも暮らせる」「金融機関が煽る老後不安に騙されるな」と、みんなを安心させるコメントをする人もいる。みんなを安心させるというのは決して悪い話ではないが、実際に老後に困った状況に追い込まれる人がその言葉を信じてそうなったのだとすると人災としか言いようがない。