マスクが底をつく不安…政府の増産発言で安心してしまった私のマスク購入体験記

約3週間、毎朝並んでひとまず安心できる数を確保

こんな感じで合計3週間、毎朝並んだ末に得たマスクが冒頭の写真です。中には学童用や乳幼児用のものもありますが、「小さめサイズ」を我慢して利用すれば、何とかこの先2カ月弱は追加購入せずに乗り切ることができそうです(1枚を2日間使用という前提)。

今はいったんある程度の数を入手でき、心からホッとしたというのが偽らざる気持ちです。そして、ドラッグストアやコンビニでごく普通に買えた日々の尊さを痛感しています。筆者と同じような気持ちの方々も少なくないのではないでしょうか。

終戦前後の食糧配給と重ね合わせたお婆さんの言葉

今回、マスクを購入するために必死の思いで毎朝並んだわけですが、印象に残ったことがあります。

それは、ある日、筆者の後に並んだ「もうすぐ90歳ですよ」というお婆さんが、「戦争中や終戦直後の食糧配給を思い出します。あの時も、生きていくために必死で並びました。食料とマスクの違いはありますけど、本質は同じような気がします」としみじみと語っていたことです。

非常に重みのある言葉です。その後、政府は各世帯に布マスク2枚(洗浄で何回も使用可能)を郵送することを決定しましたが、2枚では十分と言えないのではないでしょうか。

我々一人一人が外出自粛をしたり、マスク着用や社会的距離などの配慮で他人への感染拡大防止に努めることが重要なことは言うまでもありませんが、政府だけでなく、メーカー側にも可能な限りの増産体制を敷いてもらい、この“マスク危機”を一刻でも早く解消してほしいと強く願うばかりです。

葛西 裕一

参考記事

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執筆者

国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。