加えて、コロナショックで自宅待機だテレワークだ、さらに給与カットだリストラだとなると、企業に対する不信感は増すでしょう。
もちろん労働者として、未払賃金を請求したり会社の不当行為を訴えたりする権利はありますが、解決に時間と費用がかかるその戦いは、そこそこで手打ちをしないと時間の無駄です。次のキャリア形成にも支障が出るかも知れません(少なくとも筆者は、有事の際は適宜“手打ち”してきました)。
ということで、新卒一括採用された若手社員や就職活動中の皆さんには多少ショッキングかも知れませんが、筆者のアドバイスを参考にしてください。
給料の半分は我慢料
職場で周りを見渡して、四六時中手を動かして本当に忙しくしている社員はどのくらいいるでしょう? 特にホワイトカラーの稼働率はよくて50%程度でしょう(もっとも、ホワイトカラーでも現業で忙しくしている方々もいらっしゃるので、平均すればという意味です)。
ですので、給料の半分はその会社に対する我慢料と保険料みたいなものです。なぜなら、みんな出世して社長になれるわけではないですから。我慢が限界に来れば辞めればいいと思います。次の転職先でより高い我慢料を貰えばいいのです。
会社を利用せよ
個人で信用力をつけようと思っても、かなり大変です。加えて、世間は「〇〇商事の鈴木さん」というように肩書を通して信用する癖がついています。
したがって、運良くネームバリューがある企業に就職したら、その信用力を生かしてクレジットカード、住宅購入(住宅ローン)、その他資金計画等をあらかじめ作って個人の財務基盤を確保しておきましょう。そうでない方は、その会社で一目置かれることを目標とし、ステップアップのための会社と割り切りましょう。