”コロナ不況”に備えて今やるべきこと
このコロナショックはまだまだ入り口で、どれくらいの影響があるのか、どのくらいの期間で収束するかは誰にもわかりません。そのため、長引くことが予想される経済の悪化に備えて今やるべきことをファイナンシャルプランナーの立場で考えてみます。
副業をなるべく早く始める
企業業績の悪化でボーナスが減ったり、最悪は給与カットが行われるということは今回の件においても想像できます。そうすると、たとえばボーナス見込みでローンを組んでいる場合など、収入減が生活苦に直結してしまいます。
所属する会社だけからしか給料が得られないということは、会社の経営が傾けば自分の生活も脅かされるということになります。その点、将来に向けて収入の口を増やすことができれば少しは心の余裕ができるのではないでしょうか。
たとえば、初心者でも副業を始めやすいクラウドソーシングサイトでは、データ入力や文字起こしから、通訳・プログラミング・ライターなどさまざまな職種を募集しています。
また、副業でフリーランスや個人事業主として働く場合、自宅の家賃や光熱費、通信費なども仕事に利用していると明確に説明できれば、家事按分して必要経費にできるので節税もしやすくなります。
家事按分とは、自宅で個人事業主やフリーランスとして仕事をしている場合、仕事で利用する割合に応じて確定申告時に必要経費として申告できることです。ただ、青色申告と白色申告では家事按分できる率が異なるので注意が必要です。
しかし、今後、経済の悪化スピードが速ければ、副業の仕事も激減するという可能性もあります。
実際、クラウドソーシングサイトを運営するクラウドワークスが、2020年4月6日にフリーランス形態で働く利用者計1400人を対象に調査したところ、新型コロナウイルスの影響で収入に影響が出ていると答えた人は6割超でした。
そのため、「稼げる時に稼ぐ」という気持ちで早めに取り組むと良いかと思います。