「それを見ていた私の友人が半ば呆れたように『1歳前後の子どもでもあるまいし…。あれもダメこれもダメって、子どもも楽しく遊べなくてかわいそうじゃん』って」

帰ってから娘に「いろいろ口うるさく言ってごめんね」と伝えたBさん。すると、「ママと公園に行くと、いちいち心配し過ぎで恥ずかしいから一緒に行きたくない」と言われたそうです。

「私は娘にとって恥ずかしい母親なんだ…と落ち込みました」

気づいたときに方向転換を

「もしかして私、毒親かもしれない」と思ったときには、改めて自分自身の子育てを振り返ってみることが必要かもしれません。

あのとき、あんなことを言ったけれど、果たしてそれは正解だったのか。自分が子どもの立場なら、あんな風に言われたらどう思うか…。

どうしても親の立場で物事を考えると「子どものためを思ってのことだから…」と結論付けてしまいます。しかし、親がいくら「良いアドバイスだ」と思っても、子どもがそれを重荷に感じたり、その言動に縛られたりしてしまったら…それはアドバイスでもなんでもないんですよね。

もし、「自分の言動が子どもを傷つけているかも?」「無意識のうちに子どもを支配しようとしているかも?」と感じたときは、自分の子育ての方向転換をはかるチャンスです。