3歳の男の子のママ、Aさんは、ため息交じりにこんな風に話してくれました。
「うちの子は、好き嫌いが多くて、ご飯を食べるのがとても遅いんです。私の気持ちに余裕があるときや、時間がたっぷりあるときはいいんですが、そうじゃないときはイライラしちゃって…。つい『もう食べなくていい!』とか『もう明日から君のご飯は作りません』なんて言ってしまったんです」
「ぼく、ちゃんと食べられなくてごめんなさい」と悲しそうに謝る息子の姿を見て、猛省したというAさん。
「そんなことを言うなんて、絶対子どもが傷つくってわかっているのに…。これからもイライラしたりカッとしたりしたときに、思わず子どもを傷つける言葉を言ってしまいそうで。そんな自分は毒親なんじゃないかと怖くなるんです」
心配性が高じて過干渉に
小学1年生の女の子のママ、Bさんは、友人に指摘されてハッとした…と言います。
「私自身がすごく心配性なのもあり、娘にケガをさせたくない一心でことあるごとに『危ないからやめて』と娘に言っていたんですが…。仲のいいお友達数人と公園で遊んでいたときのことです。お友達と走り回っている娘に『こけたらケガするからやめなさい!』、ジャングルジムに上ろうとする娘に『落ちたら大変よ!』と逐一声をかけていました」
お友達と元気に遊んでいる姿がほほえましくもあった反面、足を踏み外したら、手元が狂ったら…とハラハラし通しだったBさん、ついつい娘にこまめに声掛けをしてしまっていたのだそうです。