しかし、苦いビール以外にもさまざまなビールがあるのが、クラフトビールの魅力です。香りが華やかなビール、酸味を感じるビール、温度によって風味が変わるビールなどいろいろな方向性のビールがあるので、自分に合ったビールを探す楽しみがあります。

クラフトビールの世界は非常に奥が深く、毎年新しくてチャレンジングなビールがたくさん生まれてくるため、一度この世界に足を踏み入れればきっと抜けられなくなると思いますよ。

おわりに

クラフトビールと普通のビールの間には厳密な違いはありませんが、筆者個人としてはクラフトビールのほうが「おもしろい」ビールがたくさんあると思います。「クラフトビールって何かよく分かんないけど、どうせビールはビールでしょ」と思っている人のほうが、一度飲んでみると新しい発見があり、ハマってしまうかもしれません。

知り合いが飲んでいて気になった、ビールの風味の説明がおいしそうだ、瓶や缶のデザインがかわいいなど、試してみる理由は何でもいいので、ぜひ一度クラフトビールを手に取ってみてほしいと思います。

【参考】「第10回地ビールメーカー動向調査」(東京商工リサーチ)

川上 俊介