同僚からの嫌がらせに耐えられなかった
Sさんの退職理由は、自身の教育係からの嫌がらせだったそうです。業務の流れを最後まで教えてくれない、質問をしても無視、みんなの前での叱責と、執拗に繰り返される嫌がらせに、Sさんは耐えられずに半年で辞めてしまったといいます。
厚生労働省の発表した「職場のパワーハラスメントに関する実態調査」の(平成28年度報告書)によると、従業員から相談窓口への相談理由は、「パワハラ」が32.4%と最も多く、どの企業も対策が必要なようです。Sさんの場合は新人だったこともあり、周りに味方がおらず、依願退職以外の道はなかったのだそう。そんなSさんも、「テレワーク制度がもっと普及していれば、辞めなかったかもしれない」といいます。
「苦手な同僚と顔を合わせないで、自分のペースが確保できるのはいいですね。メールやチャットなら、オープンにやり取りできますし。『いった・いっていない』ということもないでしょう。それに、通勤時間がかからないのもポイントですね。テレワークは合理的だと感じます。」
テレワークになったからといって、苦手な同僚との関係が切れることはありませんが、付き合い方に余裕が生まれそうですね。