ネットなどでよく聞かれる「育児とは育自」という言葉。この言葉に勇気をもらい、励まされて育児中の辛いことや苦しいことを乗り越えられた…というママは多いでしょう。
しかし、その一方で、第三者からこの言葉を投げかけられて、心がくじけそうになってしまった…というママも少なくありません。
「育児は育自」が、時と場合によってはママを追い詰める刃のような言葉になってしまう…それはいったいどうしてでしょうか。
「育児は育自」が意味することは?
まず、「育児は育自」という言葉が持つ意味を、今一度考えてみましょう。
子育ては毎日がまるで修行のよう。いろいろ試行錯誤して、時に壁にぶつかり、時にこの上ない喜びを感じ…。子どもと真剣に日々向き合うことでいつの間にか自分も人間として成長している──そんなところでしょうか。
確かに初めての子育てのときは、慣れないことの連続。子どもと一緒に涙することも数知れず。
しかし、いつの間にかそんな日々を「あぁ、懐かしいなぁ」と振り返る余裕ができる。そして、人として、女性としての視点に「母として」の視点が加わり、今までよりもぐんと視野が広くなる…。
その点では、子育てを経て自分は成長できたな…と思えることは多々あります。ということは「育児は育自」とは言い得て妙なのかもしれません。