みなさんは、「頑張っているのに認めてもらえない」とか「こんなに成果を出しているのにどうして評価してもらえないのか」と悔しく思うことはありませんか。本稿では「成果を出しても評価されない人」には何が足りないのかを見ていきます。

上司を巻き込んでいない

仕事で何かのプロジェクトを推進したり、自分なりに考えた施策を実行して成果を出すことは確かに大事なことですが、それを正当に評価してもらうためには上司との密なコミュニケーションが欠かせません。

なぜかというと、上司にそのプロジェクトや施策について興味を持ってもらい、さらには心に留めておいてもらう必要があるからです。最終的な目標は、上司がそのプロジェクトの進捗を聞きたがるようになること。つまり、上司にそのプロジェクトの成功を期待させるのです。

そのための布石を打つ方法として、上司にプロジェクトの計画段階から報告し続けるという手があります。あるいは、計画段階より前の問題提起のところから報告してもいいでしょう。

それを上司に相談し、「~という課題があるため、〇〇という施策を実施したいと思う。その結果、××が改善し、△△円という収益が見込める」という筋書きをはっきり見せるのです。ある程度の見込み値で構いません。その筋書きがあれば、上司の頭の中には「この施策の実施で△△円という収益が見込める」ということがインプットされます。