コロナショックへの振る舞いで見える「人の本質」

~試される「思考力」~

人の本質は平時ではなく有事で明らかになる

その人の真の人間性や、知恵というのは平時ではなく、有事の際にこそ露呈するものではないでしょうか。落ち着いた平時の際にはすました顔をして冷静に振る舞う人でも、有事の際には慌てふためき、発せられる情報を分析することなく鵜呑みにしてしまうものなのです。

件のトイレットペーパー買い占め問題も、「トイレットペーパーが不足する」という情報がやってきても「本当だろうか?」とその反対意見を調べれば、デマかどうかはすぐに判断できます。「トイレットペーパー不足だと困る!」と保身に走ってしまう人ほど、ムダに行列に並ぶことになったり、余分なものまで大量に買い込んでしまうので、かえって損失を被る結果を招きます。

また、マスク転売についても同様です。マスクが不足したことで、一部の転売屋がマスクを大量に仕入れて、高値で売りさばくという問題が起きました。

一部の転売屋の言い分として「市場に流動性を与えるという価値を提供している」がありますが、これは正しい意見ではありません。なぜなら、高値転売を前提とした大量仕入れがなければ、そもそも流動性が損なわれることもなかったからです。

つまり、買い占めは迷惑でしかないということです。こうした自分本意な行為が怒りを呼び、オークションサイトなどでの転売を妨害することにもつながりました。これも「周囲が困っても自分さえよければいい」という自己中心的なモラルの低さが有事の際に露呈したことになるわけです。

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黒坂 岳央(起業家/投資家/ジャーナリスト)

シカゴの大学へ留学し会計学専攻。大学卒業後、東京で会社員を経て独立。
フルーツギフトのビジネスに乗り出し「肥後庵」を代表。
ビジネスジャーナリスト、作家、講演家。投資家でもあり、株式・国内外の不動産・FX・仮想通貨などに幅広く投資。
資産数十億円超のビリオネアとの投資やビジネス経験を活かして、『年収1億円超の起業家・投資家・自由業そしてサラリーマンが大切にしている習慣 “億超えマインド"で人生は劇的に変わる!』を著書に持つ。
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