その反面、不安は募ります。給食のない生活が2週間経ち、学校で栄養バランスの良い昼食をとってきた子供たちの成長に影響が出ないか心配になってきます。これまでこうした心情になったことはなく、給食のありがたみに全く気がついていなかったことを痛感しています。

それに加え、給食の配膳はクラスメイトとの共同作業であり、相手を思いやる気持ちも必要となってきます。家でもお手伝いはするものの、どうしても親メインで昼食の支度をしてしまいます。

もう少し時間的な余裕があれば子供と一緒に料理を作れますが、家で仕事をしていると親がちゃっちゃと作ってしまい、教育的な面でプラスにはなりません。

週2日、親子でお昼の献立を考えてみる

休みに入ってからの昼食の栄養バランスが悪いことを、筆者の子供たちも自覚しています。自分たちが好きなものだけを食べている状態に、少しばかり危機感を抱くようになってきました。このままではいけないけれど、かといって給食並みの料理を準備するのは大変、という事実も理解しています。

そこで親子それぞれが抱えている悩みや感じている課題を話し合い、休みの3週目からは週2日程度、献立を考えて作ってみることに。

手元にある学校の献立表を参考に、子供たちの好きな汁物や副菜を聞き取り短時間で作れそうな料理を作ることにしたのです。子供たちもキャベツを手でちぎるなど簡単な手伝いをして、料理スキルを高めていくようにしました。