子どもが起きてから寝るまでずっと子どもに振り回され、1度や2度では言うことを聞いてくれなくて、ついつい怒鳴ってしまう。そして、夜に子どもが寝静まった頃に自分を責めてしまう。このような負の連鎖は、子育てをしたことがある人ならば、一度や二度経験したことがあるでしょう。

特に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による一斉休校の影響で、子どもと家で過ごす時間が増えたことで、今また、この連鎖に入り込んでしまっている人も多いのではないでしょうか?今回は、この負の連鎖を断ち切るには、どうしたらよいかといった点について、考えてみましょう。

子どもは「支配」はしないで「しつけ」を行うことを意識する

子どもを叱ってしまうシーンを思い出してみてください、どのような場面だったでしょうか。信号が赤なのに周りを見ずに横断歩道を走って渡ろうとする子どもを叱ることや、おもちゃを壊してしまうようなことを止めないさいと注意することは、「叱る」とは違います。これは立派な「しつけ」です。子どもに万一の事が起きないように、また、今後のためを思って母親として子どもにメッセージを伝えているだけです。