良い母親を目指し過ぎていると、このようなことができない自分に腹が立ち、その怒りを子どもにぶつけてしまいがちです。そしてその後、自分を責めるという負の連鎖が起こりやすくなります。

子どもと一緒にお昼寝をしてしまって、起きたらもう夜だった場合、あなたならどうしますか?ここで「良い母親でならねば思考」が強いお母さんは、大パニックになります。ごはんができていない、子どもにも夫にもごはんを食べさせることができない、と自分を責めてしまいがちです。

しかし「ありのままでいい思考」のお母さんは、「こんな日もあるよね」と思い、買いだめしておいたカップラーメンやレトルトカレーでしのいだり、夫に頼んでお惣菜やお弁当を買ってきてもらったりするでしょう。家族みんな、外食気分で楽しむという方法もあるのです。

子ども自身もお母さん自身も苦しまない子育て

子どもを叱って、その罪悪感でお母さんも苦しむという負の連鎖。これは、子ども自身を否定しない、お母さん自身も否定しないということが解決のカギとなります。なかでも子どもの自己肯定感を大切にする子育ては昨今とても注目されています。