最初はお金をもらったその日に全部使うということもあるでしょう。しかし、そういったことを繰り返すうちに、先のことを考えて使い方を調節することができるようになります。
中には少しの間ガマンをして、貯めてから高めのものを買おうとする子どもも出てくるでしょう。週単位ができるようになれば、月単位へステップアップしても良いかもしれません。
報酬制にして働く感覚を身につける
お金を手にするとすぐに使いきってしまうという子どもには、報酬制を一部導入するのも良いでしょう。「こういうお手伝いをしたら○○円」と子どもと話し合って決め、仕事をしてもらうのです。お金を手に入れるためには、働かなければいけないという意識も生まれます。
ただし、お手伝いをしてもらったら、お小遣いと一緒に「ありがとう」の言葉と笑顔を忘れずに! 単なる仕事と報酬の取引になってしまうと、“お金をもらえない事はやらない”という間違った習慣をつけることになってしまいます。「家族によろこんでもらえた!」という嬉しさを伴っていることが大事です。
まとめ
バランスのとれた金銭感覚を持つことは、子どもの将来にかならず役立つことでしょう。子どもの性格によって、適した学び方も違うでしょうが、少しずつ教えていくことで気づくこともあるはずです。
小学生や中学生になったら、世の中のお金の流れや運用についても教えてあげましょう。10代で起業する人もいるこのご時世。知っていたらよかったのに…ということにならないよう、マネーリテラシーの基礎を教えることもいまや親の役割なのかもしれません。
中村のぞみ