お菓子が食べたくなったりおもちゃが欲しくなったりすると、すぐ「買い物に行こうよ!」と言い出す幼い子ども。お金は無限にあって、欲しいものは買いに行けばいいと思っているようで、おもちゃが壊れたら「また買えばいっか」と言いだす始末。

このまま成長して、お金を使うことしか考えなかったらどうしよう、と親としては心配です。そんな子どもの金銭感覚を育てる方法を考えていきましょう。

たとえ兄弟でも金銭感覚は違う

同じ親から生まれて一緒に育てられた子どもでも、金銭感覚は異なります。とある知人の息子兄弟は、兄は貯金をすることを楽しいと感じ、弟は貯金なんて必要ないと思っています。

いつからこのような違いが生まれたのか、兄弟の親に聞いてみると4、5歳のころにはもうなんとなく違いがあったとか…。お年玉をもらうと兄は貯金をし、弟はすぐにおもちゃを買いに行っていたというのです。

兄弟の性格を考えてみると、幼いころから兄は慎重派で行動する前に結果がどうなるかを考えてみるタイプ。一方、弟は外向的で自分の欲求のままにどんどん行動に移すタイプです。性格で金銭感覚が決まってしまうわけではありませんが、お金の使い方とパーソナリティには関連性があるという研究結果もありますので、無関係とは言い切れません。