一つ目は、子供のどこがどう良かったのか具体的に、子供自身に分かりやすい言葉にして伝えるということです。なるべく具体性を意識して褒めてあげることで、子供にとっては、いつも「すごい」「いいね」で済まされてしまうよりも、親がきちんと自分を見ていてくれているという実感が持てて、また頑張ろうという気持ちになれるのでしょう。

二つ目は、「タイミング」です。子供が良いことをしたり何か上手く出来たとき、成果を見せてきたときには、その場ですぐに褒めてあげましょう。忙しいとついつい聞き流して「あとでね」と言ってしまいがちですが、子供自身がやったことや出来て嬉しかったことをはっきりと覚えているうちに褒めてあげるほうが、より効果的だとされます。

三つめは、子供が何かを成し遂げたという「結果」ではなく、それに取り組んできた姿勢や諦めずにチャレンジし続けた気持ちなど、「過程」を褒めてあげるということです。結果ばかりに注目して褒めていると、親が期待したり自分が求めていたような成果を得られなかったときに「これじゃあ褒めてもらえない、自分はダメな子だ」と、かえって子どもが自信を失ってしまうかもしれません。たとえ望むような結果にならなかったとしても、そこに至るまでの努力や心の持ち様に注目してもらえることで、自信を持ってまた次の目標に向かって頑張れる子になるのです。

ママも上手に息抜きして、そんな自分だって肯定してあげましょう

ここまで子供の上手な褒め方について見てきましたが、ママたち自身のことだって、たまには褒めてあげましょう。毎日忙しく家事や育児に追われて、思うようにいかずに理想とのギャップに悩んだり、子供をきつく叱ってしまって自己嫌悪する日もあるかもしれません。

そんなときには、先にご紹介した上手な息抜き方法なども取り入れながら、「全部が上手くはいかないけれど、私は良く頑張っている」と、ありのままの自分を肯定してあげてください。そんなママの姿を見て、きっと子供たちも自分自身を大切に思えるようになり、自信を持って色々なことへ挑戦しながら、日々成長していってくれるに違いありません。時々は自分も褒めてあげながら、頑張っていきましょうね!

LIMO編集部