政府による一斉休校の要請で、連日子どもと過ごす中、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で不安やストレスが積もる親も多いことでしょう。

そんな中、子供たちが元気いっぱいに毎日過ごしてくれるのは親としてとても嬉しいけれど、有り余るエネルギーで次から次へと問題を引き起こされたり、頭を悩ませるようなことを何度も繰り返されたりすると、ついつい大きな声で怒鳴ってしまう…というママも多いかと思います。

そうして、子どもたちが眠ったあとにひとり「今日も怒鳴ってしまって、自分はなんてダメな母親なんだろう」と自己嫌悪することもあるでしょう。

けれど、そんな風に悩むママたちは、決してダメな母親などではありません。今回は、日々頑張るママたちの子育てが少しでも楽になるように、上手な息抜きの方法と、子どもの可能性を伸ばしてあげられる上手な褒め方についてご紹介します。

怒鳴るのは「しつけ」か「支配」か

「子供を怒鳴ってしまう自分はダメな母親だ」と落ち込む前に、どうして怒鳴ってしまったのか、その理由を考えてみましょう。

例えば、道路に飛び出そうとした子供に「危ない!どうして飛び出すの!?」と大きな声で言い聞かせたり、物を大切にしないことを厳しく叱ったりするのは、ダメなことでしょうか?どちらも、自身の安全を守ることや身に着けてほしい常識など、子供にとって必要な事を教えるための「しつけ」です。