地域によっては学童から帰る子どもたちを見守ろうと活動しているところや、ボランティアがそのような役割を引き受けているところもあるかもしれません。しかし、そのような地域にいる子どもたちは幸せなほう。学童から帰宅するときには、一人か子どもたちだけというのが一般的なのではないでしょうか。

学童に預けても安心して仕事ができる環境が理想

親が送迎していた保育園・幼稚園時代から一変、小学校へ上がると子どもだけで登下校をするようになります。比較的まとまった人数で登下校できる時間帯でも、親としては無事に学校までたどりつけるのか…、きちんと帰宅できるのか…と心配ごとが尽きません。

子ども自身がどれだけ注意していても、不審者に目をつけられて犯罪被害に遭う可能性だってあります。暗くなるのが早い時期は、特に不安が大きくなるものです。

民間が運営している学童では、送迎サービスを取り入れているところも。20時ごろまで預かってくれるところもあって、働く親が必要としているサービスを積極的に取り入れているような印象を受けます。

まとめ

安心して子どもを通わせられるような“いいな”と思う施設は、月々の利用料が高額な場合も多く、誰でも利用できるとは言い難いのが実情。今後は、市などが運営する学童でも「時間帯に関係なく見守り隊を配置する」「スクールバス制度を導入する」など、親が仕事に集中できて、子どもの行き帰りも安心な制度が生まれればいいな、と筆者は思っています。

注:学童(学童保育)施設が実施している内容や運営方法などは、運営主体(自治体や民間団体など)によってそれぞれ個別の特徴があり、読者の皆さまの居住地域とは事情が異なる場合があります。

川西 まあさ