付き合いが長く、気心の知れたママ友は悩みを相談し合う仲間という面もありますがが、子供の成長とともにその関係性も変化していくものです。
純粋に遊ぶだけだった幼児期とは異なり、小学校に入るとテストを受ける運命にある子供達。勉強の出来不出来が少しずつ明らかになっていくにつれ、ママ友同士の仲にも少なからず影響を与え始めます。そこで今回は、子供の勉強や成績に関する話をママ友とするのは控えるべき理由を見ていきます。
教育熱心なAさんと放置気味のBさん
筆者の母の経験談です。パート先にAさんとBさんという女性がおり、仲が良い同僚というよりは友達そのものだったそうです。AさんとBさんには学区が異なるものの同い年の娘さんがいて、子供が同学年ということで学校の話もよくしていました。
Aさんは教育熱心で、早々に進学塾に通わせて中学校進学後も娘は上位の成績と自慢していたそうです。一方のBさんは、勉強は子供に丸投げ状態で定期テストの結果もよく確認せず、いつも子供が通知表に判を押して担任の先生に提出してしまうと笑い飛ばしていました。
中学3年生になると、Aさんは受験志望校の話をするようになり、「トップ高校を狙うより2番手校で上位をキープさせようと思う」というAさんの話を聞いたBさんや母は、そういうやり方もあるのかと感心したと言います。それとは対照的に、Bさんが子供の受験について話をすることはありませんでした。