そのため、子供の成績が同程度だったりする場合を除き、成績の差が出始める小学3、4年生頃から、ママ友とはその手の話を避けた方が関係をこじらせずに済むものです。

筆者が塾で仕事をしていた時にも感じましたが、子供の勉強の出来具合いを自分の評価につなげて考えてしまう母親は多いもの。そのため、仲の良いママ友であっても自分の子供との差が出始めると嫉妬心が芽生えてくるのを止めるのは難しく、黒い気持ちを持ったまま接して行く羽目になります。それが自分なのか、相手なのか、どちらに転がるのかは分かりません。

成績の探りを入れるママ友とは少しずつ距離を置く

小学校高学年や中学校に入ると、それぞれ中学受験や高校受験があるため、子供の同級生の成績をしつこく嗅ぎまわるママ友が出現することがあります。子供を通じて聞き出そうとしたり、授業参観やランチ会の席でそれとなく聞いてくるなど、情報収集を行うのです。

中には、同じ塾に通っている同級生の成績を塾の先生から聞き出そうとする強者もいます。今はLINEで容易に噂が流れてしまう時代。馬鹿正直に子供の成績を告白するのは、子供の個人情報が拡散する危険性につながると認識することが大切です。

何かにつけて同級生のママを集めて探りを入れるママ友とは少しずつ距離を置き、トラブルに巻き込まれる確率を自分から引き下げていくように対処するのがベター。「あれだけ仲良かったのに」という思い出に浸らず、子供の個人情報の流出を未然に防ぐことを優先しましょう。