そのような中、日経平均株価はやや荒い値動きとなりました。寄り付きは安かったものの、日銀の金融緩和期待などから前場の半ばに一時+109円高まで上昇する場面が見られました。

しかし、その後は徐々に値を下げ、大引け直前には一時▲100円安まで売られています。

結局、安値引けは回避したものの、3日ぶりの反落となり、終値も23,400円を割り込みました。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、最後はわずかにプラス圏へ届かず引けています。

東証マザーズ株価指数は反発、売買代金は24日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は5,976万株、売買代金793億円となりました。出来高は前日より減少しましたが、売買代金は横這いでした。依然として個人投資家の物色意欲の回復が鈍く、売買代金は24日連続で1,000億円を下回っています。

ただ、一部主力銘柄に買戻しが入り、株価指数は反発となりました。今後は800ポイント割れを回避できるかどうかが焦点になるでしょう。

JR東日本、JAL、ANAが昨年来安値を更新、ソフトバンクGなど通信株が買われる

個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、テルモ(4543)など株価指数寄与度の高い大型株が値を下げました。

また、ハイテク株ではSCREENホールディングス(7735)が大幅安となり、TDK(6762)、オリンパス(7733)、富士通(6702)なども下落しています。