誰もが知る大企業に入社しても、3年足らずで退職する若者が後を絶たないことが話題になっています。「新卒の3割が3年で辞める」というのは、ウワサではなく、現実問題でもあるのです。今回は、大企業に入社した若者がなぜ「退職」を選択するのか、その背景と、彼らの転職の実態を紹介します。

「新卒の3割が3年で辞める」は、あながち間違いではない

厚生労働省が公表した「新規学卒就職者の離職状況」によると、2015年3月の「新規大卒者の就職後3年以内の離職率」が31.8%となっています。つまり「3年で3割が辞める」というのは、あながち間違いではないようです。

大企業に入社すると、たしかに以下のようなメリットがあります。