スマホの使い過ぎで依存にならないか心配
親から見た心配事のトップ──回答者の9割以上が挙げたのは「スマホ依存」。大人でも懸念されている問題なので、子どもであればなおさらです。
トイレに行くにもお風呂に入るにも、友達からのメッセージやアプリからの通知などが気になって一時も手放すことができない、動画サイトやゲームにのめり込み日常生活がおろそかになる、といった事態はすでに何年も前から報告されています。依存が進むと、スマホが使えない状態に耐えられずイライラしたり暴力を振るったりすることもあり、悪影響を心配するのももっともです。
長時間の利用による健康への悪影響が心配
スマホの使い過ぎでは、精神面だけではなく体の健康への影響も多くの親が心配しています。運動不足による運動能力の低下、長時間同じ姿勢でスマホを操作し続けている事による姿勢のゆがみ…、さらに夜遅くまでスマホに没頭していることによる睡眠不足など、さまざまな影響が指摘されているからでしょう。
またそれとは別に、LEDディスプレイから出ているブルーライトの影響を心配する親も8割以上。スマホの画面から出ているブルーライトは目の網膜にダメージを与え、ドライアイや目の疲れの原因となります。体内リズムにも影響するため、睡眠の質の低下や感情のコントロールがしにくくなるなど、さまざまな不調につながります。
心も体も成長途中の子どもにとっては、スマホはあまり良いものとはいえないかもしれません。しかし子どもといつでも連絡が取れる安心感や便利さが得られているのは、紛れもない事実。ブルーライトをカットするフィルムや画面設定をし、寝る2時間前になったら使わないなど、家庭内できまりを作ると心配ごとが軽減されるでしょう。
ネットでのコミュニケーションに危険がないか心配
SNSやメールなどを通じたネットコミュニティで、いじめやトラブルに巻き込まれたりしないか、というのも多くの親が心配する事の一つ。他にも不適切なサイトを閲覧して多額の課金をされたり、知識不足から自身の個人情報を公開してしまったりするリスクもあります。