他部署への異動を申し出る
ブラック企業でも、部署が変わっただけで働きやすくなることがあります。定時で帰られる日数が増えたり、パワハラの被害に遭わなくなったりする場合もあるため、社内(人事課や信頼できる同僚)に相談しましょう。ただし、移動願いを出しても受理してくれるかは会社次第ですので、絶対に叶うとは限りません。
社内の労働組合に相談する
社内の労働組合に相談する手もあります。企業によっては、労働組合宛の意見を経営陣に共有して、社内の職場環境が改善される場合もあるようです。
労働組合で解決できない時は、労基署に相談しても良いでしょう。社内でどんな被害に遭っているのか伝えてください。内容によっては、労基署が会社に業務改善命令を命じることもあります。
退職する
解決できなかった時は、退職するのが手っ取り早いです。なお、お金の面で不安にならないよう、転職先を決めてから辞めましょう。転職活動が不安な人は、エージェントやキャリアコンサルタントの資格を持っている専門家から、アドバイスを受けることを、おすすめします。
まとめ
働き方改革が行われているため、ブラック企業の撲滅が進んでいるかのように見えます。しかし、その一方で働き方を変えない企業があるのも事実。就職前は企業との相性が良いと思っていても、実際に働いてみると理想と現実のギャップが激しかった場合もあります。
転職後に「転職前の会社が良かった」と言っても、後の祭りです。後悔したくない人は、慎重に転職活動することをおすすめします。
参照:厚生労働省「パワーハラスメントの定義について」「労働基準関係法令違反に係る公表事案」
津田 剣吾