・「新しい税の制度になったため、自営業の親に理解しているか聞きにいきました。もしわからない様であれば、手伝いたい気持ちがあったからです。しかし、父から返ってきた言葉は『年寄り扱いするな!』でした。決して父をバカにしたわけではないのですが…。あとで母に聞いた話ですが、結局父は理解することができず、お金を払って他の方に教えてもらったそうです。だったら頼って欲しかった」

・「就職後、通勤などに不便だったため実家を出ることにしました。しかし、そのことを快く思わない母から『あんたみたいな人間がやっていけるほど世間は甘くないわよ』と出ていく日まで言われ続けました。思えば受験の時も進路を自分で決めようとするたび否定され続けた私。もうそろそろ自分で決められると母に告げたところ『ずいぶん偉くなったものね。失敗してもお母さん知らないから』と吐き捨てられました」

幼少期から続く呪いのような言葉。大人になって世間と触れた子供たちは、だんだんと親の言葉の違和感に気づいているようです。

まとめ

今回お話を聞いたどの言葉も、子供の自己肯定感を低くするセリフばかりでした。そんな言葉に囲まれて育った人は、果たして自分を大切にできる人間になれるでしょうか。大好きな親に否定されること。それは親にとっては何気ない冗談だったとしても、子供たちは一生引きずるセリフにだってなりうるのです。「相手はわかっているはず」と思っていても、親子といえども感じ方は千差万別。自己肯定感の低い子供に育てたくないのであれば、親は発言に注意して子供と接することも大切なのではないでしょうか。

佐渡 六花