ケース2:ほかのことに興味が出てきた

「スポーツクラブでスイミングを習わせていて、スムーズに上達していたのですが、おなじ施設内で開講しているヒップホップスクールに興味津々に。まずは掛け持ちで始めたのですが、3カ月もするとスイミングへの情熱は完全に失われてしまいました」

「サッカー好きのパパの影響で、サッカークラブに所属していた息子。小学校の友達がみんなソフトボール教室に入っていたため、結局はサッカーを辞めて、自分もソフトボールを始めてしまいました。パパは複雑な表情でしたが、仲の良い友達と生き生きプレイしている息子を見ていると、これでよかったなと思っています」

子供は好奇心が旺盛なもの。「これ!」と決めて習い事を始めたとしても、ほかの習い事も気になるというのはよくあることです。

そんな時は、とりあえず掛け持ちで始めてみて徐々に習い事を絞るという方法がおすすめ。習い事の主役は子供なので、本人のやる気を尊重した選択をするようにしましょう。

ケース3:習い事での目標を達成した

「クロールを覚えたいという理由で始めたスイミング。いざ目標を達成すると、親としては平泳ぎやバタフライも…と欲が出ていたのですが、本人にその気がなかったので思い切って辞めました」

「先どり学習型の学習塾に通わせていました。やる気はあるものの、いつまで続けるか悩みましたが、『小学生の課程が終わるまで』と目標を決めて、小5の冬まで通わせました。目標を達成したことで、本人の自信にもなったようです」

親も本人も納得して辞めることができるのが、「習い事の目標を達成」したときです。できれば習い事を始める前に、どこまで頑張るかの目標を設定しておくといいですね。目標を達成するくらいになれば、習い事を辞めても趣味や特技として楽しむことができるレベルには到達しているのではないでしょうか。

また目標を達成したうえで、さらに上達したいというのであれば、そこから新たな目標を設定して習い事を継続するという選択もあります。