●2019年第4四半期の売上高は460億7500万ドル(約5兆円)。前年同期比17%増ではあるものの、市場が期待していた469億ドルに達しませんでした。

●営業利益は92億6600万ドルで前年同期比13%増。やはり市場期待の98億ドルには届かず。

●純利益は前年同期比19%増の106億7100万ドル。

●EPS(1株当たり利益)は前年同期比20%増、15.35ドルで、市場期待である12.59ドルを上回っています。

注目のYouTubeの広告収入は2019年の10月~12月期では47億1700万ドル、2019年通期では151億4900万ドル(約1兆6400億円)でした。しかし、市場は190億から250億の間で予想していたので、ガッカリ感が残ってしまいました。

この発表の後に、アルファベットの株価は翌日のスタート前に5%近く下落しました。多くの投資家は期待を下回っていたことへの不満の他に、Google全体の広告収入の増収率が2019年16%で、2018年の22%から著しく下がっていることを懸念しています。

YouTubeの業績は3年前まで公開されていて2019年広告収入は前年比36%増でした。市場予想を下回ったものの、YouTubeがこれだけ伸びているにも関わらず、Google全体の広告収入の増収率が減速しているのは確かに問題かもしれません。