新しいCEOの新たな展開へ期待

約2カ月前に就任した新しいCEOは今回の決算で透明性を高め、YouTubeとGoogle Cloud の勢いをみせるこで、Googleが検索の広告収入に依存するだけではなく、ビジネスを多角化していく方針を明らかにしています。

YouTube広告収入は伸びてはいるものの、市場の期待より低かったことに対し、ピチャイCEOは電話会見でYouTubeの収益化には「かなりの伸びしろがある」と、特に定額制サービスへの期待は大きく、YouTube部門の今後の可能性に楽観的な態度と自信を見せました(※2)。

Cloud部門についても、マイクロソフト社の Azureやアマゾン社のAWSに追いつくために開発投資を惜しまない様子です。「20%の社員増員もCloud 開発投資の一環で、特に最新テクノロジーを市場に送り出す専任チームをつくるためだ」、とポラットCFOは電話会見で話したとのこと(※3)。

ビジネスニュースサイト「The Street 」によれば、アルファベットはGoogle Cloudについての詳しい計画や情報について、4月にサンフランシスコで行われるCloud コンファレンスで明らかにするようです(※3)。

YouTubeやGoogle Cloudをはじめとするアルファベットの今後のビジネス展開に注目していきたいです。

【参考】
(※1)“Alphabet Announces Fourth Quarter and Fiscal Year 2019 Results”Alphabet
(※2)“Alphabet reveals YouTube’s revenue for the first time, distracting from the slowdown in its ads business”FORTUNE
(※3)“Here's How Alphabet Plans to Catch Up to Amazon and Microsoft in the Cloud”TheStreet

美紀 ブライト