低賃金が当たり前のようになっている今の時代、給料と自分の成果や働きが見合っていないと感じる人も少なくないのではないでしょうか。
それはそれで腹立たしい問題ではありますが、同じ社内に「たくさんお給料をもらっているのに、なぜあんなに仕事をしていなくても許されるんだ?」と思う人はいませんか。そこで今回は、職場に「働かない人」がいることの弊害について見ていきます。
周囲のモチベーションが下がる
「働かない人」の一番の弊害は、周囲のモチベーション低下ではないでしょうか。「あの人は何にも成果をあげてないのに、自分よりも圧倒的にお給料をもらっているのでは?」と思ったり、「なぜ成果を出さなくても何も言われないの?」などと不満を抱いたり。
そういう不服が、最初は働かない本人に向いていても、やがて「どうしてあの人を放っておくのだろう?」と、その状況を許している会社に矛先が向けられるようになることも。こうして社員のモチベーションが下ると、会社にとっても大きなマイナスになってしまいます。
ほかの社員の負担が増える
筆者がかつて働いていた証券会社にも、「働かない人」は存在しました。その人は昔、本社勤務していた頃に「社内一の秀才」と言われるほど優秀だったのだそう。しかし、とあるプロジェクトの失敗で出世競争に敗れ、本社では居場所がなくなり支店へとやってきたという経緯でした。