また、新型コロナウイルス肺炎で輸送量減少の懸念が高まった東日本旅客鉄道(9020)、日本航空(9201)、ANAホールディングス(9202)がいずれも大きく値を下げて昨年来安値を更新しています。

さらに、来場者減少懸念が燻るオリエンタルランド(4661)が一時▲5%安に迫る急落となりました。

その他では、日産自動車(7201)が続落して11年ぶりの安値を付けたこと、先週に一度暴落したサンリオ(8136)が一時▲5%安に迫る急落の昨年来安値更新で引けたこと、及び、ハイテク株でニコン(7731)が4日連続で昨年来安値を更新したことが目を引きました。

一方、数少ない値上がり銘柄の中では、新型ウイルス肺炎関連が多く見られ、アルコール消毒剤の大幸薬品(4574)が先週来から3度目のストップ高となった他、アース製薬(4985)とユニ・チャーム(8113)も大幅高となり、これらは全て昨年来高値を更新しました。

その他では、信越化学工業(4063)が昨年来高値を更新したのが注目を集めています。

新興市場(東証マザーズ)では、サンバイオ(4592)が急落して昨年来安値を更新し、アンジェス(4563)や窪田製薬ホールディングス(4596)も大幅下落となりました。一方、同じ医療バイオ株では、そーせいグループ(4565)が一時+10%高の爆騰となっています。

葛西 裕一