幸せの3つのレベル
幸福には3つのレベルがあると考えられます。
【レベル1】
一時的な気持ち
喜び
楽しさ
【レベル2】
気持ちのバランスの判断
充足感
生活の満足度
【レベル3】
善良なる生活
美徳
潜在能力の開花
レベル1に行くにしたがってより直接的、かつ感覚的で情緒的になり、レベル3に行くにしたがってより広い意味、相対的、倫理的で政治的になります。
特にレベル1の喜びやたのしみという意味での幸せは「好ましい(ポジティブな)状況である」と万人が認めています。
では、ポジティブな状況とはいったいどういう事でしょうか。
ポジティブな感情とネガティブな感情の違い
ポジティブな感情とネガティブな感情のあいだには、興味深い相違があります。ポジティブ感情はどれも似たようなものですが、ネガティブ感情は原因も解決方法もそれぞれ違い、それぞれにネガティブなものです。
また、ネガティブな感情は非常にしつこく残ります。原因が取り除かれない限り、慢性的に生活を脅かすこともあります。
かたや、ポジティブな感情は「何かいいことが起きた」状態のときに生まれ、原因や感情の強さに違いがあっても、喜びはすべて同じ領域に属します。
幸せや喜びは、私たちに益をもたらすような変化を環境の中から感知し、そのいいものに神経を集中するべく、ほかの関心事や意図を忘れるよう導くプログラムなのです。
しかしながら、その幸せや喜びはずっと続くものなのでしょうか。