2026年度の「年金生活者支援給付金」は、物価変動を反映し、前年度比3.2%の引き上げとなりました。一定の所得要件を満たす年金生活世帯にとって重要な支援制度ですが、受給するにはご自身での申請が必要です。

また、シニア世代の就労環境も激変しています。2025年の制度改正により、パート等の社会保険加入要件である「106万円の壁」の3年以内の撤廃が決まりました。

「自分は給付金の対象になるのか」「働き続けたら年金はどうなるのか」といった不安を解消するには、最新情報の把握が不可欠です。

本記事では、2026年度の給付金額や支給要件、働き方に直結する社会保険適用の拡大について詳しく解説します。

1. 老後の年金は個人差が大きい!

厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、公的年金の平均月額は国民年金(老齢基礎年金)で5万円台、厚生年金(国民年金部分も含む)で15万円台です。

厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)2/7

厚生年金の平均月額(男女全体・男女計)

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」

ただしグラフのように、厚生年金を月額30万円以上受け取っている人もいれば、国民年金・厚生年金ともに月額3万円未満となる人まで、幅広い受給額ゾーンにちらばっています。

年金とその他の所得を含めても一定基準以下の所得となる場合、「年金生活者支援給付金」の支給対象となる可能性があります。