・「夜泣きのひどかった息子。毎日今が朝なのか夜なのかもわからないほど朦朧として暮らしていました。あるとき夫が『ママはおっぱいにだけ集中して!』といってくれたんです。夜中、息子が泣いたタイミングで私はおっぱいをあげる。そして、終わり次第夫に声をかけるという流れを作りました。おむつ替えは夫もできたのですが、最初のうちは泣き出したら夫では埒があかなくて…『やっぱりだめか』と思ったのですが、夫は息子を連れて声の聴こえない部屋に移動してくれました。『引き受けたからには僕が寝るまで抱っこするから。ママは少しでもまとめて寝て』という夫の気遣いがうれしかったです。

そんなことをしばらくしているうちに、私もだいぶ回復。夫がフラフラしてきたタイミングで、夜泣き担当は私に戻してもらいました。一時のことですが、限界まできてしまった身体は休息でしか元に戻せないんだということを実感。『実は会社で昼休みはずっと寝ていた』と夫からあとで告白されたときは、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした」

・「歩き始めの頃、子供から目が離せないのがストレスで『トイレくらいゆっくり行きたい!』とイライラしていました。そこで、思い切って家のいたるところにゲージを置いてみたんです。子供の安全さえ確保できてしまえば、最悪大泣きしていたところでトイレくらいはゆっくり入れます。また、キッチンに入ってこられることもなくなったので料理のストレスも減りました。ゲージに入れられすぎて子供が怒るときは、私がゲージに入って作業することもありました(笑)。使えるものは使う。基本的ですが大事なことだと思います」

赤ちゃんのお世話はどうしてもママだけに偏りがちです。しかし家族の協力や設備で解決できるものなどもあるので、ママ一人で悩まないでみてもいいかもしれません。

毎日頑張る自分にご褒美を

とはいえ「いろいろ試したけどどうしようもなかった」という人もたくさんいるようです。そんな方々は「辛い分、自分を甘やかしながら乗り切ろう!」と激動の乳児期を過ごしたといいます。