また、小学校にチョコレートを持ち込むことも禁止されており、放課後に呼び出しての告白もハードルが高くなってきています。こうした背景を考えると、昔のように「バレンタインデーは好きな子に告白をする日」という意識が薄れているのかもしれません。
友達同士のチョコのやり取りが主流に
ただ、小学生の女の子達はバレンタインデーに向けて何もしないというわけでもなく、一つのイベントとして楽しんでいるようです。筆者の子供達が通っている小学校でも、小学校3、4年生頃から放課後に公園に集まり、友達同士で手作りのお菓子を交換し合っています。
バレンタインの数日前になって「友達とチョコレート交換をするから材料を買ってほしい」と言ってきて困った、という経験を持つママ友が筆者の周囲だけで2、3人います。
中には、「私一人で作るから!」と強く言われて手出しをしなかったら台所がとんでもないことになった、というママさんもおり、親にとっては友チョコ作りは悩ましいイベントのようです。
しかし高学年になると、普段お菓子作りをしない子でも市販のキットを利用するなどして、クオリティの高い友チョコを作れるようになるので悩みも少しずつ解消されると、近所に住む先輩ママさんたちは口にしていました。
しかし、お菓子作りの心配が減った分、今度は他の子との差を出すことに意識が向き始め、それがまた別の面倒を生むこともあるそうです。