また、筆者が属する町内会には、そんな空気を読んで「ズボラでおいしい友チョコが作れないからパスする」と参加を見送る高学年女子もいました。
出来、不出来を陰で言い合う女の子たちもいるらしく、マウンティングされると面倒なので女の子が好きそうなイベントには極力参加しないで程よい距離感を保っていると、その子が教えてくれた時は正直驚きました。どうやら純粋に友チョコを楽しめるのは小学3,4年生頃までのようです。
市民権を得た友チョコも注意が必要
正月が終わると100均でも特設コーナーが設けられるほど、バレンタインでの友チョコは市民権を得ています。包装だけでなく、手作りチョコのデコレーションに便利なスプレーチョコやアラザンも豊富にとり揃えられ、友チョコ作りに欠かせない材料を手軽に購入できます。
一方、意地の悪いリーダー格の子がマウンティングするために利用することもあるなど、あまりに普及したことによるトラブルも起きやすくなっているようです。
自分の子供が友チョコを作ろうとしている時は「誰と交換するのか」と親が事前にチェックすることも必要でしょう。普段から仲の良い友達同士ならまだしも、聞きなれない名前の子に誘われている場合は、さり気なくどんな子かを確認し、お菓子作りも一緒に行って味や見た目をチェックすることでトラブルを回避できるかもしれません。
中山 まち子