また、指数寄与度の高い大型株では、前日に決算発表を行ったテルモ(4543)が一時▲7%安まで急落し、終値も▲4%安に迫る大幅下落となっています。

さらに、前日のザラバに決算を発表したトヨタ自動車(7203)も軟調な値動きとなりました。

その他では、取引時間中に業績下方修正と減配を発表した旭化成(3407)が直後から急降下し、▲8%安に迫る急落のまま引けたのが目を引きました。

一方、米国の有力投資ファンドによる株式取得が報じられたソフトバンクグループ(9984)が買われ、一時+8%超高まで急騰し、終値も+7%超高で引けました。

また、このソフトバンクGの急騰から他の通信株にも思惑買いが入り、KDDI(9433)、NTTドコモ(9437)、日本電信電話(9432)が取引時間中に揃って一時昨年来高値更新となりましたが、KDDI以外の終値は下落で引けています。

その他では、前日に通期業績見通しを小幅上方修正したオリンパス(7733)が一時+14%超高の爆騰となり、終値も+10%高となったのが注目を集めました。

新興市場(東証マザーズ)では、前日に発表した決算発表で最終赤字幅が拡大したメルカリ(4385)が、目先の悪材料出尽くし期待から買われ、一時+11%高に迫る爆騰となりました。終値も+8%高となり、これで7連騰となっています。

葛西 裕一