子育て世代のなかには、子どもの泣き声や足音をはじめとした騒音トラブルに、日々心を悩ませている人もいることでしょう。集合住宅で独身の隣人とのトラブルに悩んだ、あるママの体験を伺いました。

きっかけは子どもの足音

都内の集合住宅に住むEさんは、未就学の子どもがいる主婦。夫は多忙で家を空けがちなため、ワンオペ育児をしています。住まいは2LDKの鉄骨造。築年数が古く比較的家賃がリーズナブルなため、ファミリー層や多少余裕のある独身層、高齢者など、さまざまな人たちが暮らしているといいます。ある日、Eさんのもとに管理会社から『子どもの足音がうるさい』という苦情が入りました。

「苦情が入ったのは初めて。前日は子どもの誕生日で、プレゼントを見て喜び、ピョンピョン跳ねていたんです。確かにうるさかっただろうと思い、その旨を管理会社に伝えました」

物件が古いためEさんもさまざまな世帯の生活音を感じていましたが、下階の住人とも交流があったので、気が緩んでいたことを反省したといいます。相手からの要望で、部屋は教えないようにとのことでした。また、管理会社からは直接相手と話し合わず、必ず管理会社を通すようにと注意されたそうです。

だんだん要求がエスカレートして…

それから2週間ほどたった日、Eさんのもとにまた苦情が入ります。内容は、子どもが深夜まで騒いでいるというものでした。前日、子どもの昼寝が長引いて就寝が22時だったといいます。