「相手は、『自分は風邪で寝込んでいるのに子どもが騒いでいる、これまで何度も注意したのに無視するなら、直接行って警察沙汰にしてやる!』と猛烈に怒っているといわれました。これには今まで素直に謝っていた私も頭に来ましたね」
Eさんは管理会社に対し、今までこちらがどんな対策をし、いくら費用をかけてきたかということ、風邪で寝込んでいることまで見越した行動は無理であるということを伝えました。
「そもそもこの物件、多少は音が漏れます。お隣が朝バタバタしている音も聞こえています。こちらは常に意識して生活しているのに、『風邪で寝込んでいるので、少し静かにしてもらえませんか』ということがなぜ言えないんでしょう。家にいるだけで苦情が入って、こちらも精神的に追い詰められています。無音にすれば満足ってこと?心中しろっていうの?」
普段は素直に謝るEさんの言葉に、管理会社の担当も慌てふためいた様子だったそう。Eさんも今回ばかりは譲らず、脅迫めいたことを言うなら、こちらが警察を呼ぶとまで言い切ったそうです。
お互いに譲歩しあう部分も必要
Eさんの怒りが伝わったのか、それ以来パタリと苦情はなくなったそう。1年後、ほかの住人ともトラブルを起こした隣人は、人知れず引っ越していったといいます。Eさんは、環境をきちんと確認していなかった相手に対しても腹立たしさがあるといいます。