ポイント3 理論的に説明する

「こちらの意見に部下が納得していない様子なら、より理論的な説明をするよう意識しています。『これが会社のルールだ』『上司の言うことが聞けないのか』といった言い方だと、部下の信頼を失ってしまいますし、パワハラにもなりかねません。なぜ部下の提案を採用できないのか、どういった経緯でルールが作られたのかなど根本的なことを伝え、理解してもらえるように努めていますよ」

仕事ができる・できないに関わらず、相手の意見に耳を傾けてそれを認めることが大切でしょう。また叱るときには、少し時間を置いて自分自身をクールダウンさせることで、冷静になれるのかもしれません。

まとめ

人の話を聞かない、作業スピードが遅い、言い訳ばかり並べるなど、仕事ができない人は多くの職場に存在しているようです。ときにはミスをしてしまい、そのフォローのために職場全体に迷惑をかけるケースも少なくありません。反省の色が見えない本人の様子を見ていると、ストレスを溜めてしまうのも無理はないでしょう。

とはいえ高圧的な態度で対応していると、お互いの間に溝が深まってしまうばかりです。一方的に否定する、怒りに任せて叱るといった行動は避け、冷静かつ理論的に指導するように心がけましょう。部下が納得するような言動をして適切なコミュニケーションをとることが、部下からの信頼にも繋がりますよ。

LIMO編集部