「とはいえ、子育てをしたからわかったこともあります。それは、大人だって人間だということ(笑)。疲れもするし、余裕のないときだってある。何度いっても同じことを繰り返す子供に対し、単純に『いい加減にして!』と思うことが想像以上にありました。それを知ったことで『母もなるべく怒らないようにしてくれていたんだな』ということがわかりました」

そこでNさんが考えたのが「無理なスケジュールや理想は諦める」というものだったそう。確かに忙しいと怒ってしまう頻度はあがるものです。また、よその子供に比べ我が子ができていないなどの焦る感情は、子供のためを思って叱ることよりも、自分のモヤモヤをどうにかするための「怒り」が出てきてしまうことに気づいたそうです。

子供たちの変化

母としてのハードルを下げ「よその方に迷惑をかけてしまうことや子供にとって危険なことに絞って注意する」ことに専念したことで、お子さんたちにも変化があったそう。