「(以下引用)唯一の違いは、給料が半分になるとともに、週20時間の勤務時間にすべてを押し込まなければならなくなったこと。会議が延びれば、家に飛んで帰ってマリアを拾って、午後の習い事に間に合うように送って行かねばなりません(マリアは熱心でハッピー、私は汗だくで過呼吸)。
私にとってそれは、正気の沙汰ではない二重苦のようでした。家で仕事の電話を受けるたびに罪悪感を持ち、職場で仕事中にふと「マリアはピーナツアレルギーかもしれない」と思ってしまうことにも罪悪感を持つ毎日。
自由を増やすためにパートタイムで働き始めたはずなのに、蓋を開けてみると何もかもが中途半端で、人生のすべての境界線があいまいになってしまいました(引用終わり)」
フルタイムと同じ仕事量でも待遇は...
筆者の友人にも、総合商社で10時~16時の時短で働くママがいます。彼女は育休中には、時短の制度が整っているので安心して復帰できると言っていました。
ところが、いざ始まってみると、労働時間と仕事量がアンバランスで、残った仕事を家に持ち帰り、時には日付を超えても働く日々。もちろん残業代は出ず、不満ばかりたまるとのことです。
友人は時短勤務ですが、周囲の商社マンたちはフルタイムなので、会議の時間や仕事も、彼らの都合で動きます。結果、18時まで会議に出て、ダッシュで保育園へ迎えに行き、子どもを寝かしつけて、22時から仕事を再開する...。結局フルタイムと変わらないと、何度も嘆いていました。