かわいい赤ちゃんとの育休を終え、職場復帰へ。フルタイムよりも時短勤務の方が、仕事と家庭の両立がしやすそうに見えるかもしれません。子どもが小学生になるまでは時短を使い、仕事の範囲も給料も減らして復帰する先輩ママは一見、何もかも手に入れているかのように映るでしょう。

しかし、本当にそうでしょうか? オバマ元大統領の妻であるミシェル・オバマは著書『Becoming』にて、時短勤務は罠になりかねないと述べています。オバマ夫人や筆者の友人のケースも踏まえ、待ち受けていた罠を見てみましょう。

第一子の出産後、時短で復帰した結果...

オバマ夫人は、第一子であるマリアちゃんの産後、シカゴ大学副学部長のポジションにハーフタイムで戻る権利を交渉し、勝ち取りました。家族との時間が増えてキャリアも捨てずに済むと、多くのママにように考えたのかもしれません。

しかし結果は、復帰前と同じように会議に出席せねばならない上に、仕事の量や範囲もほとんど変わりませんでした。オバマ夫人は著書にてこう語っています。