決められた労働時間を超えざるをえないのなら、フルタイムの方が仕事に見合う給料や昇進が得られる分、マシかもしれません。時短では、いくら労働時間外に頑張ってもその分の給料は出ません。成果も、周りの人には時短のイメージが強く、認めてもらいにくいかもしれません。
まとめにかえて
仕事時間が1日12時間以上だったり、深夜まで働くことの多い外資系コンサルなど、仕事量を50%まで抑える必要がある職業の場合、時短を選んだほうが賢明かもしれません。
しかし、9時~17時の勤務を10時~16時にするなど、80%の時間に抑えて給料も昇格も諦めるくらいなら、本当に時短勤務を選ぶべきなのか慎重に考える必要があります。
時短勤務以外の道としては、上司と話し合ってみたり、環境を変えることが難しいのであれば部署異動をしたり、働くママの多い会社への転職を視野に入れてみるのも一つの手段です。今はインターネットがあれば仕事ができる時代なので、フリーランスになるのも選択肢になりえるでしょう。
時短勤務は、オバマ夫人や筆者の友人のような罠にはまってしまう可能性もあるので、自分のワークライフバランスや家族と相談の上、よく考えて選択をしてくださいね。
泉 彩