そのような中、日経平均株価は大発会(1月6日、終値▲1.9%安)を上回る急落となりました。

寄り付き直後に一時▲509円安まで急落し、その後は一時▲363円安まで下げ幅をやや縮小しましたが、最後は再び拡大して引けています。終値が▲2%超安となるのは昨年10月3日以来、約4カ月弱ぶりのことです。

なお、TOPIXも同じような大幅下落で3日続落となりましたが、下落率は日経平均株価よりやや小さく収まりました。

東証マザーズ株価指数は4日続落、売買代金は6日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は6,566万株、売買代金731億円となり、いずれも先週末より減少しました。

個人投資家の資金移動が明らかに一巡し、出来高・売買代金ともに再び閑散状態に近づきつつあります。売買代金は6日連続で1,000億円の大台を割り込みました。

また、株価指数も一部の見切り売りが出た結果、▲2%超安の大幅下落で4日続落となっています。これで900ポイント回復が大きく遠のいたと言えましょう。

資生堂やオリエンタルランドなどインバウンド関連銘柄が急落

個別銘柄では、新型ウイルス肺炎による中国からの訪日観光客激減を懸念して、インバウンド関連銘柄が総じて大幅安となりました。

中でも、化粧品・トイレタリー株の下げがきつく、コーセー(4922)が一時▲8%弱安、資生堂(4911)が一時▲8%超安、ピジョン(7956)が一時▲5%超安となり、いずれも急落となっています。