慣れない環境や集団での行動が苦手な長男は、夏休み期間に多くの小学生が利用する「学童保育」に参加することができません。

学童保育の方針にもよりますが、長男の小学校の学童保育の指導員は発達障害の子どもへの対応は不慣れということで、トラブルを避けるため受け入れてもらえませんでした。

夏休み期間は筆者が仕事をセーブしながら自宅で一緒に過ごしていましたが、日頃から良くしてくださっている発達支援員の方から『障害児対象のサマースクールがあるから参加してみない?1人の児童に対して保育士が2人つくから、安全に過ごせますよ』とお誘いを受け、参加しました。

そこで出会った福祉課の方から『特児に申請してみたら?』とアドバイスを受け、そのような手当があることを初めて知ったのです。

発達障害児でも特児を受給できる?

我が家の長男は知的障害のないADHDですが、結論から申し上げると「特児2級」に認定されました。

市の方から『特児に申請してみたら?』とアドバイスを受けた筆者ですが、正直いうと認定されるとは思っていませんでした。

福祉課の担当者の方も『受給の判断は県が行うものだから、なんともいえない』とおっしゃっていましたし、知的障害のない長男はきっと対象外だろう…と。